モーション記述システムの開発
第4回

平成8年11月20日

長島幸司

1.現在までの進行状況
 任意のコマのポーズをデザインして、デザインしたコマとコマの間のデザインしていないコマを計算で補完する機能を追加した。

2.コマ間の補完機能
 手順としては、
1. 最初にデザインしてあるコマを検索する。
2. その次にデザインしてあるコマを検索する。
3. 原点(へそ)の座標が移動していたならば、座標間を補完する。
4. 各関節の回転角度を補完する。
 以上の手順を繰り返して、少しずつ異なったポーズが連続するモーションを生成する。

 右のアニメーションは、サンプルのモーションである。
 これは、人が100円玉を拾う一連の動作であり、最初と最後のポーズは任意にデザインしたもので、その間のポーズは計算で補完したものである。

 現在は単純に線形補完しているだけであるので、任意のポーズをいくつもデザインした場合、なめらかなモーションにならない可能性がある。
 今後は、スプライン曲線などいくつかの方法を試してみる予定である。