screen と kterm での問題

問題の概要

screen が何らかのメッセージを出力するとき、ステータスラインが存在すれば そこに、存在しなければ画面の最下行に出力します。kterm は必要な時だけ ステータスラインを表示させることができるのですが、このことは 「ウィンドウサイズが動的に変化する」ことを意味します。

一部のウィンドウマネージャでは、この動的なサイズの変化が問題となって しまいます。具体的には、screen が表示を行うたびに画面サイズが どんどん小さくなってゆく、という現象が起きます。

環境

ウィンドウマネージャとして、Debian 1.3.1 のパッケージ fvwm2.0.45-BETA-4 と fvwm95-2.0.42a-10 で問題が発生することを確認しています(1997年12月24日現在)。

解決方法

fj.comp.x11にてこの問題に関する話題を 投稿したところ、以下の解決策を教えて頂きました。

1. screen 側でステータスラインを無効にする

   以下の内容を .screenrc に設定することで、ステータスラインを 無効にすることができます。

   termcapinfo hs@

   参考: 藤原@東大さんの記事
   記事のテキスト

2. ステータスラインのかわりに title を使用する

   以下の内容を .screenrc に設定することで、screen の表示が ウィンドウの title に出力されます。

   termcapinfo kterm 'hs:ts=\E]2;:fs=\007:ds=\E]0;screen\007'

   参考: Hideki Sakurada さんの記事
   記事のテキスト

3. より新しいバージョンの fvwm を使用する。

   fvwm 2.0.46 をソースからコンパイルして使用すると、 この問題は発生ません。

   参考: Makoto MATSUSHITA さんの記事
   記事のテキスト

Last modified: 98/03/11