個人的な感想

MLへの参加者がいまいち少なくてちょっと寂しいので、 森左智先生の作品郡に関する個人的な感想をここで書き連ねてみようかな というページです。

内容が内容なだけに、このWWWページを見ている方がまだ読んでいない 作品・回に関する話題も含まれるかもしれません。そういったものを 見たくないという人は、戻られることをお勧めします

インデックス





「特攻!アルテミス」ヤングキング1998年10月25日掲載分

今回は本編からちょっと戻って、桃生河鳶生と陵享介の出会いの話でした。 コミックス12巻18ページの回想が今回の話になるんですね。

享介は「4月1日より高校1年生」ということで、運命の秋の約半年前ぐらい のようです。メグと桃生河が出会ったのが同じ都市の夏ごろぐらいなので、 そのころから数えると4か月ぐらい前、ということになりそうです。

このころの桃生河はずいぶんピリピリしてますね。4か月であんなに(コミックス 3巻参照)落ち着くものなんでしょうか ^^; まあ、これも享介の効果 なんでしょうね。

是黯笊との喧嘩では、享介が大活躍です。こんなに直接的に享介が 戦闘に加わる描写は始めてです(「アップル・ボンバー」を除く)。 是黯笊のリーダー・本庄に寄書きシャツを切られたのがよっぽど頭に きたんでしょうか。

この切られたシャツまでコミックス12巻に書かれているということは、 少なくともそこを執筆していた時点で既にこういう 筋書きができていたんでしょうね。相変わらず伏線が多い作品です ^^

喧嘩の描写が多かったので、いろんな角度から享介が描かれてますが、 寄書きを書くのはさぞや大変だっただろうと推察します。どのコマも きちんと書かれているようなので、きっと寄書きの内容もきっちりと 決まっているんでしょうね。下手をすると、青森にいたころの各人物像や そのかかわりあいまで設定されているかもしれません ^^;

改めて、設定の緻密さと伏線の多さを感じさせる回でした。

<「特攻!アルテミス」ヤングキング1998年11月23日掲載分/a>

今回は、キリを中心に話が進められています。過去のエピソードの描写と 新たな伏線の登場が主な内容のようです。

コミックス8巻110ページにでてきた、「鳩の血」のピアスをキリがどのように 桃生河に渡したかの詳細な描写が冒頭にでて来ました。その一方で、桃生河はこの ピアスを既に処分してしまったことが新たに判明します。この詳細はきっと次回に でも明らかになるのでしょう。

また、キリの叔父でもある芸術家日向瀬が新たな人物として登場しました。 今は事実関係だけが明らかになっただけの段階なので、ここからまた次回に向けて 何らかの物語の展開があると予想されます。しかし、あの容姿で4X歳という設定は ちょっと無茶のような... ^^;

ちょっとびっくりしたのが、銀次の胸に伝説のペンダントをぶら下げていたこと です。これは12巻のラストで埋められてしまったはずなので、どこでそのことを 彼らが知ったのかが気になるところです。

結局、今回も明らかになったことよりも謎めいた新事実の方が多いので、 今後どのように物語を収束させるのかが気になるところです。


Last modified: 98/12/06

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