Linux World Conference Japan '99報告記

去る1999年3月18、19日に東京・有楽町の東京国際フォーラムにて Linux World Conference Japan '99が開催されました。

ここでは、私が個人的に見学したセッションについてまとめています。

やまだあきらさんのレポートと 他の方々のレポートへのリンク

去る1999年4月23日に、JUS東海 の勉強会でLWCJ99の報告を行いました。そのときの発表資料をここに 置いておきます。

jus-mgp.tar.gz(635446bytes, mgp source + jpeg)

初日

初日は以下のセッションを見学しました。

Linus ビデオメッセージ

このセッションそれなりの目玉だったはずなのですが、個人的な事情で 最後のほうしか見ることができませんでした ^^; しかしまあ、

と言っていたことは強く印象に残っています。 ある個人がオープンソースに関わる上で、 その人のモチベーションを維持し、活動を続けるというのはとても 大変なことだと思います。 実際、途中でleaderがプロジェクトの継続を断念するという事態になって しまったオープンソースソフトウェアはいくつか存在します。 もっとも、Linux程のものともなれば、Linusがたとえ止めてしまったとしても 開発は継続できるでしょうけど... そういった「誰かが引き継げる」点も オープンソースソフトウェアの良いところですね。

基調講演「Linuxはテクノロジーの勢力図をどう変えるか?」

基調講演は、RedHatのCEOであるBob Youngが行いました。一般の 注目度もなかなか高かったようで、テレビカメラが何社か来ていました。壇上に 現われたときにはフラッシュの嵐で、「私はシンディー・クロフォードと違って 写真を取られ慣れていないんですが」と言っていました(同時通訳の方を 聞いていたので、実際になんと言ったかはわかりません ^^;)。

彼はまず、なぜRedHatがLinuxを扱うようになったかについて話しました。 最初、RedHatはComputer lease業を営んでいたそうです。その顧客向けに 発行しているNewsletterで、大手の出版社が取り上げない「フリーソフト」 に関して取り上げて行くうちに、フリーソフト界に存在する経済モデルの 優位性を確信し、それを実際にビジネスとして扱うようになった、と いうことでした。

ここでいう「フリーソフト界の経済モデル」とは、いわゆるオープンソース のことです。彼はX windowを例に出し、オープンソースであることによって、 内外からの優れた技術が開発に注がれることを強調していました。

また、将来アプリケーションが揃ってくれば、 デスクトップ環境としてもLinuxが普及してゆくだろうと語りました。 RedHatでGNOMEを採用するという話題もありましたし、このあたりは RedHatの戦略を踏まえた発言なのだろうと思います。

最後に、「自分でコントロールできるOSをこれからも提供してゆく」という 趣旨の発言でこのセッションを締めくくっていました。この発言からも、Linuxの オープンソースという特徴をとらえているように思います。

「Oracle on Linux-オラクルのLinuxビジネス戦略-」

このセッションは、実はそんなに期待して聞きにいったわけではありませんでした。 個人的にはもっぱらPostgreSQLを使っているので...

そんなわけであんまり真面目にまとめる気力が出ないのですが ^^; 以下のような感じでした。

Unix, NT, Linuxをサポートプラットフォームの3本柱とする
IntelがMicrosoft以外のOSにもサポートをしているように、Oracleも Linuxをもう一つのプラットフォームとして対応する、だそうです。
Linux Japan 1999年1月号からLinux/NTの比較表を引用
巷でも有名なMicrosoftのWWWにある比較表ではなく、Linux Japanに 掲載されたものを引用していました。いくら宣伝をしようと、 やはり世間一般の認識はこういうものかなんですね :-) Oracleは特に、Linuxの安定性、堅牢性、メンテナンス性や 低コストであることを評価しているようです。また、64bitOS としての期待もあるようです。

質疑応答では、Intel以外のアーキテクチャへの対応やディストリビューション の対応についての質問があがりました。これに対し、Oracleは 「主流であると判断すれば他のアーキテクチャでも対応する」 「主要な商用ディストリビューション(RedHat, Turbo Linux)に対応する」 と答えていました。

Bob Young(RedHat CEO)記者会見

記者会見は、70人程度が入ることのできる部屋に100人ぐらいを 押し込めた状態で行われました

内容的には基調講演とかぶる点も多かったのですが、以下のような やりとりがなされました(やりとりの記述に関してはあまり正確ではない かもしれません)。

Q. ディストリビュータとして、何を目指すのか
A. distributerという言葉は、Linuxの普及にともなって卸業的な 意味あいが出て来たので、builderなど別の名称を使うべきかも知れない。 我々が作っているのは、そういったbuildされたものである。 我々が主眼においているのは、ソフトの販売ではなく サポートを販売することである。
Q. Linuxは何ができるのか? Windowsと対立するものなのか?
A. OSという意味では、Windowsと競合している。 OSは、さまざまなことを行うためのものである。 我々がこれまでに成功した分野と言うのは、サーバ分野である。 そのなかで、一般利用者はすでにLinuxをつかっているかもしれない。 よく「いつデスクトップ分野でWindowsに取って代わるか?」という 質問をうけるが、アメリカと日本では答えが違ってくるだろう。 日本では、ジャストシステムのオフィス製品がportingされるという発表もあり、 今後日本企業でもLinuxが一般に使われる可能性が出て来ている。
Q. 出資を受ける際の基準は?
A. 出資は我々に取っても戦略的に重要である。 設立時のよりどころは、共同設立者のMarkの蓄えであった。 現在、Intel, IBM, Compac....等から出資を受けているが、 彼らの投資はお金だけの問題ではない。 これまで、このような大企業からの支持は得られなることがなかったが、 彼らが出資をしてくれるようになって、お墨付きを得ることができた。 しかし、今後の出資を受ける基準については別の問題である。 そもそも、我々の目標は素晴らしい技術を持った会社となることであった。 戦略的には、(出資に関しても)その目的を達成するためのことを行いたい。
Q. インターネットからダウンロードできるのは、 開発費などで割に合わないのでは。どういうビジネスモデルを考えているか?
A. それこそがRedHatの実現した貢献ではないかと考えている。 そもそも、設立時の目標は特定企業との競争ではない。 Opensourceというメリットを提供してゆきたい。 (いいかえれば、我々が行っているのは)ソフトウェアビジネスでは ないのかもしれない。 既存のビジネスモデルに因われる必要はない。 アメリカの、石鹸やケチャップのようなビジネスモデルに注目した (注:アメリカにおける石鹸やケチャップは、ブランドイメージの確立した 会社が大きなシェアを持っているそうです)。 ブランドネームを築くことが大切である。 それによって、信頼を得ることができ、(顧客は)サービスビジネスとしても (我々を)選んでくれるだろう。
Q. なぜWindowsから切り替える必要があるのか オープンソースは機能強化が鍵だとおもうが、統一性を失うことによる 問題はないのか? (非常に長い質問だったのだが、要約するとこういう2つの質問を 同時にしていた気がする)
A. 既存の技術と競合する必要はない(最初の問に対する答え)。 次世代のアプリケーション開発においては、信頼性が必要になる Windowsは信頼性に欠け、バグフィックスのサポートについては、 確実なものではない。 RedHatは、それが一般的なバグであれば、積極的にサポートする。 しごく特殊な問題であれば、それはその実装を行った人で 解決してもらうことになるだろう
Q. 日本に子会社を設立する予定はあるか?
A. 今のところ、答えられない。
Q. 他のベンダとの差別化は? OSの互換性の問題は?
A. 特に差別化は考えていない。Linuxの利点はそういう所にはない。 そういったことは、Linuxによって得られる利点を損なってしまうだろう。 それよりも、(Linuxの)質を高めることを考えて行きたい。 互換性は、Linuxと関わって来た最初のころからの懸念である。 ここ7年の流れでは、Linuxはむしろ一つの方向に収束している。 オープンソースであることが、その流れの原因であろう。

質問者は全員が日本人であったにもかかわらず、英語で質問する人が 多かったです。それを受けて、Bob Youngは 「つぎにくるときは、日本語に堪能になってきますから、日本語で質問を 受けたいと思います。20年ぐらいかかるかもしれませんが。」と 冗談を飛ばしてました。皮肉に聞こえなくもないですけど ;p

日本Linux協会設立説明会

この説明会は、Linux Communityにかかわる人達にとって今回の目玉である といえるでしょう。開場前から、非常に多くの人がならんでいました。

Bob Youngの記者会見と同じ部屋を使い、ざっとみても収容人数70人の倍ぐらいは あるであろう人数が来ていました。この説明会は他のセッションと違い、 事前登録を必要としないことになっていたので、余計に人が集まりやすかった という事情も関係していたのではないかという気はします。

その説明内容については、 現在WWWで公開されているものを参照したほうが良いでしょう。

質疑応答では、以下のようなやりとりがありました(その場でとったメモと 記憶に頼って書いているので、 正確とはいいがたいです。ですから、これを全面的に信じないでください ^^;)。

Q. 専属職員を置く予定はあるのか?
A. ある
Q. Doc-CDとはなにか?
A. WWW, MLのログをまとめたものである
Q. アップデートCDは配付しないのか?
A. 今のところその予定はない
Q. 法人会員への期待、役割は?
A. 特に考えていないが、コミュニティにはできないような 発想を期待している
Q. 他のユーザグループと協会との関係は?
A. 求められれば、作業の一部を手伝うなどのことを考えている。 そのユーザグループの活動がきちんとしたものであれば、 特別会員として扱いたい。
Q. 法人会員のメリットは?
A. 協会は、ユーザや企業が同じくして話し合える場を提供する。 例えば、企業間での調停や、まとまった情報のアクセス、アナウンスなど
Q. 定会のようなものはあるか?
A. ある。詳しくはWWWを参照。 議決権は1口1票
Q. Linuxコンソーシアムとの違いは?
A. 対象とする範囲が違う。近いうちに、一つの団体となる予定

Community側と一般の人とでの、JLA/Linuxに対して期待する役割の差を 質疑応答のなかで 感じました。これは、この説明会に限らずLWCJ99全般にいえることですが...

パネルディスカッション「データベースプラットフォームとしてのLinux」

このセッションは、Oracle, Informix, SybaseというLinuxに参入した データベース関連の企業の人と、PostgreSQLというfree softwareのデータベース の開発にかかわっている人とでのパネルディスカッションとなる予定でした。 しかし時間が足らず、それぞれがプレゼンテーションを行っただけで 終ってしまったのが残念です。それでも、なかなか興味深いセッションでした。

まずモデレータの方が、主要RDBMSベンダが続々とLinuxへ 参入するという最近の状況について触れました。DB運用は情報システムの 基板であることから、

と分析していました。 これを踏まえた上で、ベンダ各社/開発者にDBプラットフォームとしてのLinux について、 という観点からのプレゼンテーションを行う、という流れで進めてゆく と説明しました。

Oracle

NTが3.51から4へとバージョンアップしたところでNTが不安定になった ことを述べ、その原因が競争相手(OS/2やNetWareなど)の弱体化 にあるのではないかと分析するところから話は始まりました。

Oracleは、SolarisやHPなどの商用UNIXをハイエンド向け、 Linuxをローエンド向けと位置付け、特にWebとの連係を重視しているようです。

Sybase

USで、古いバージョンである11.0.3のLinux版をフリーで配付した、という 話から始まりました。Sybase自身の戦略が「少ない資源で早く動く」ものを 目指しているということで、そのニーズと合致しているLinuxはSybase内で 高く評価しているそうです。

Informix

Linuxマーケットの大きさを予測することは困難だが、伸び率が高いことは わかるという趣旨の話から始まりました。Informix SEの無料配付が 117カ国で1万コピー以上されていることをとりあげ、LinuxへのDB参入の口火を 切ったことを強調していた感があります。現在最新版をLinuxにporting中だが、 実際に販売するかどうかは動向次第ということでした。

PostgreSQL

PostgreSQLがどう変遷していったか、という話から始まりました。

フリー、オープンソースでありながら、機能は本格的であり、 大規模な利用例を挙げて商用DBと比較しても遜色ないことを示していました。 オープンソースである分、Linuxに対して特別なことはこれと いってありませんでした。

ここで時間が尽きてしまい、結局ディスカッションは行われずに質疑応答へと 移りました。しかし、そちらも時間があまりなく、結局質問は2つ程しか 行われませんでした。

Q. Linuxにはどれくらいの力をかけているか?
A.
Q. Linux communityへのフィードバックはあるか?
A.

最後の質問を、各ベンダが回答する前に時間が尽きてしまいました。残念。

Linux Community連絡会ミーティング

Linux Community連絡会 初のミーティングは、非常に多くの地域ユーザグループや各種プロジェクトの 方々が集まって開催されました。

初めての会合ということで、各自の自己紹介から始まったのですが、結局 自己紹介だけで時間を使い気ってしまい、何かを話し合うようなことは できませんでした。しかし、参加した方々の所属を聞くだけでも、「Linuxには こんなにたくさんの地域ユーザグループや関連プロジェクトがあるのか」と いうことを改めて感じることができ、非常に有意義なミーティングとなりました。 最後の方では、取材に来ていたNHKの方々も自己紹介をしていました ^^;

帰りぎわには、Plamo Linux 1.4.1とLinux/98(β版)のCDを希望者に配付 していました。NLUGでもオフラインミーティングなどで配付するためにと、 plamoを3セット分もらってきたのですが、 肝心の勉強会で CDを忘れてしまい、今だ配付できずにいます ^^;

2日目

2日目は以下のセッションを見学しました。

「Linuxの日本語環境の現状」

このセッションでは、以下のようなことがらについて話されました。

当日の発表資料が http://octopus2.kanazawa-eco.ac.jp/lwc99-2.psにて公開されています。

「Linux2.2の新しい世界」

このセッションでは、新たな安定kernelである2.2系列が持つ新機能に ついて説明されました。2.2系列の開発は今も続いており、当時の解説は 既に古くなっているものもありますので、ここでは簡単に箇条書にしておきます。

一通りの発表の後、質疑応答がありました。以下のようなやりとりが なされました。

Q. LinuxでNetscapeを実行すると非常に遅いのだが、フレームバッファ を使うと早くなるか?
A. Netscapeが遅いのは、日本語処理にかかわる部分が遅いためで、 英語版はもっと早い。問題は、日本語環境にあるので、フレームバッファに 変えたところで早くはならない。
Q. proc fsに誤って変な値を書き込んでしまったらどうなる?
A. カーネル側である程度チェックしている。また、書き込みには root権限が必要なので、一般ユーザがいたずらしたりはできない。 最悪、rebootすれば元に戻る。
Q. MTTRとはなにか?
A. Penrium II/Proのシステム。PCI, AGPで用いると有効である。 CPUを解さないアクセスが可能になる(注:DMAとはまた違うらしい)。
Q. スレッドレベルでのデバッグ環境は存在するか?
A. 今のところない。
Q. USBの対応は?
A. 公式のkernelではまだ。2.2のリリースに間に合わなかった。
Q. proc fsの書式に規定はあるか?
A. まだない。今のところは、実装ごとに書式はまちまちである。 しばらくはこんな状態が続くと思われる。2.3以降で対応されるだろう。
Q. Linux Kernel Hack Japan Projecの運営はどうなっているのか?
A. 今のところ、MLがあるだけである。関東のメンバーで、 直接会うことはたまにある。
Q. Slackwareと他のディストリビューションとの違いは?
A. Slackwareにはパッケージ管理がないので、自分でソフトウェアを コンパイルする人向き。RedHatはすぐに使いたい人向け。 Debianは管理が厳格なので、サーバ向け。 PlamoはSlackwareを、VineはRedHatをベースにしている。 商用アプリケーションを使うのであれば、RedHatの方が良いだろう。
Q. RAIDの対応はどうなっているか?
A. ソフトウェアRAIDは、正式サポートしている。 ハードウェアRAIDもサポートされつつある。

なんだかkernelと関係ない質問がいくつか出ていて、答えるほうは ちょっと可哀想でした。それだけユーザが増えてきていて、そういった 人もこのようなイベントに参加している、ということの現れなんでしょうけど...

「Linux配付パッケージ-rpm・deb・tgz」

このセッションからはBOF形態で行われました。最初に、各形式を採用している ディストリビューションにかかわっている方々の、それぞれの形式による 特徴を簡単に説明していました。その内容は以下のような感じです。

tgz ... 江後田さん(Plamo Linux)
そもそもtgz(tar + gzip)形式は、Linuxに限らず一般的な形式である。 初心者には難しいかもしれない。
rpm .. 鈴木さん(Vine)
rpmとは、RedHat Package Managementの略である。 単純なtgz形式と違って、インストールしたファイルの管理が行える。 SPECファイルを記述によって、rpm形式のパッケージを作成する。 インストールの前後、アップグレードの前後にもなんらかの(適切な)処理を 行うことができる。
deb ... 吉山さん(Debian JP)
概念的には、rpmとほとんど変わらない。 debパッケージは、実際のデータとインストールするための情報を それぞれ内部に持っている。

一通り各形式の紹介が終ったところで、BOFに突入です。以下に発言を 時系列順に並べておきます。

途中、BOFの参加者に対して、どのパッケージ形式のディストリビューションを 利用しているかのアンケートがありました。結果、

tgz
参加者中の8割程度
rpm
参加者中の半分程度
deb
Debian-JP Projectメンバーと、あとは数人程度
という、Debianユーザにとっては非常に寒い結果となりました ^^; 更に、rpm形式のユーザを対象にして、どんなディストリビューションを使って いるかを調べたところ、Turbo Linux:RedHat:Vine=4:2:1ぐらいの比率となりました (以上は全て筆者の印象です。数値に客観性はありません)。

最後に、一般参加者から各プロジェクト関係者への質疑応答がありました。 やりとりの内容は以下の通りです。

Q. カーネルのバージョンアップはどうすれば良いのか?
A.
deb
Debianであれば、随意なバージョンのカーネルソースから パッケージをユーザレベルで作成することができる。
rpm
基本的に、用意されたカーネルパッケージしか使えない。 ドライバは全てモジュール化されているので、 どのユーザも同じパッケージを使うことができる。 ユーザでカーネルを作成するようなことは想定されていない。
tgz
お好きにどうぞ :-)
Q. ftpサーバの管理をしているものだが、同じソフトのバイナリパッケージが 複数存在するのは無駄に感じている。今後相互運用するようなことはないか?
tgz
tgz形式は一般的です。
rpm
ディスクを圧迫するので置けないということであれば、仕方がない。 rpmの流通の多くはCDなので、そんなにネットワークを使うことは ないかもしれない。
deb
Debian本家でも、たまにパッケージの統合をするべきかどうか という話題は出ているが、まとまらない。 alienを使えば、deb, rpmの相互運用自体は可能である。 Debianはパッケージ数が多いので、圧迫するのは仕方がない。 最近は、雑誌に付けるのも難しい程大きくなっている。 CDベンダに期待。今後、何らかの対処は考える。

「Linuxには何が不足しているのか?-利用者の欲しいものは何?」

このBOFは、次のようなキーワードを主題として行われました。

技術的方面
非技術的方面
以下にやりとりを時系列順に示します。

このセッションの議事録が htt:'//www.linet.gr.jp/lswg/expo99/bof2.htmlで公開される予定だそうです (これを書いている時点では、まだ公開されていません)。

「なぜ今Linuxなのか」

パンフレットでは、「内容は当日発表します」となっていたこのセッション ですが、実質「Linuxには何が不足しているのか?-利用者の欲しいものは何?」 の続きのような内容でした。

以下に時系列順のやりとりをまとめておきます。

途中、BOF参加者でLinuxを使っていない人のアンケートが行われました。 私の感覚では、1割に満たない程度いたようです。

司会の小山さんが最後に、「これからのヒントとして役立つ意見が たくさん出た。あえて結論を出す必要はないだろう。」という言葉で 締めくくられ、BOFは終りました。

このBOFの議事録は、 http://www.linet.gr.jp/lswg/expo99/bof3/で公開される予定です (この文章を書いている時点ではまだ公開されていません)。


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Last modified: 99/04/27

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